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ピアノの弾き方の話

しばらく記事の更新が滞ってました。

コロナの影響はまだしばらく続きそうで

なかなか身動きがとりにくいですが、

少しずつできることからやっていきたいと思っています。


で、タイトルで書いたように

ピアノの弾き方の話をちょっとしてみたいと思います。

どうしたらピアノが上手になるか、

正しいテクニックを身につけるにはどうしたらいいか、

的な記事というのは、ネット上にほんと数えきれないほど存在していて、

しかも、ある記事と別の記事を読み比べてみると、

これは真逆なことを言ってるのではないか、

と思えるようなこともしばしばで、

ほんと何を信じていいのかわからない、ということがけっこうあるように思います。

こういうのを目にすると、どちらかが正しく、

どちらかが間違ってる、というふうに思いがちですが、

実際のところ、どちらもそれなりに真理は含んでいるのかな、という気がします。

最終的に上手になればいいんだけど、

上手になるための階段は一つではない、ということですね。

ただ、どういうメソッドに頼るにしても、

ちょっとかじったくらいではあまり意味がない、と思います。

ある程度どっぷりはまる必要がある、ということ。

そして、そのメソッドを正しく理解する必要がある。

正直なところ、ネットに上がっている記事を読んだだけで

そのメソッドの真意を理解することはほぼほぼ無理なのではないでしょうか。


まあ、そういうことを話してもあまり発展性がないのですが、

とりあえず、道を踏み間違えないために、これだけは絶対だ、

ということは押さえておきたいと思います。

それはなんといっても無駄のない弾き方、

ということに尽きるのではないでしょうか。

ある動作が、よい音楽を作るためにまったく貢献していないのであれば、

それは徹底的に排除するべきだ、ということです。

もう少し踏み込んでいうと、

例えば、音が出た後に更に鍵盤を押し込むような動作を削る、とか、

必要以上に腕や体を動かさない、とか、、。

逆に肘、手首を動かす必要があるのに動いていない、

そのことによって無駄な負担が他のところに及んでいる、

ということだってあるでしょう。

そういうことにセンサーを働かせる、

ということがけっこう大事なのではないかな、と思います。

そのことに関連して、鍵盤上で特定の場所を狙う、

あるいは特定の速さで音を連結する、ということをしようと思うと、

体のいろんな部位に緊張が走るのは、ある意味自然な現象だと思います。

それをいかになくしていくか、ということが

正しいテクニックということなのかな、と思っています。

これは昨年惜しくも亡くなったベーシスト、ゲイリーピーコックが

同じようなことを言っていたと記憶しています。

ピッチは外れててもいいから、とにかく一番楽な姿勢、

手の形で音が出せるポイントを感覚的に探す、

みたいなことだったかな、ちょっと記憶があいまいですけど。


ちょっと偉そうなことを書いてしまいましたが、

これはみなさんへのメッセージというよりも、

僕自身が日々考えていることを文章にして確認してみた、的なものです。

それがたまたま何かの参考になれば、それはうれしいことですね。









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